山中湖プロジェクトのコンテナハウスの完成が間近ということで中国工場に完成の検査に行ってきました。
目次
中国工場のコンテナ製造現場
コンテナハウスは、柱や壁の部材を溶接で固定していき完成していきます。
部材1つ1つは、一般的な海上輸送用コンテナと同じように出港できるサイズにし、運搬費用を抑える計画で設計しています。
階段や屋上デッキ、梁なんかもこの工場で部材ごとに作って運搬します。
塗装工程
次に塗装ですが、今回のコンテナハウスは柱と壁の色を変えるデザインで塗装をしております。
少々手間なので普通の1色塗装より時間はかかるのですが、カッコいいです!
内装工程
内装も工場である程度完成していきます。これで現場作業も短縮出来るのです。
今回は、断熱吹き付け、LGS工事、石膏ボード貼り工事、電気工事もある程度工場で仕上げていくのでだいぶ現場での工期の短縮が出来ます。
連結確認・仮組み
そして出来たコンテナや壁材をボルトで締めて連結していき完成していきます。
工場では、現地で問題が起きないように仮組を行ない、問題があれば工場内で変更を行い出荷します。今回は、その仮組の段階で行って検査をしてきました。
いくつか変更や追加などを行ない、いよいよ日本に輸送されます。
高さが半分のコンテナを2台重ねて1台分として輸送
今回の場合は、2階がロフトになるのですが、2階部分のコンテナは20フィートコンテナの高さを半分したサイズで作られています。
つまり二台重ねるとちょうど1台分の高さになり、運搬費が1台分で済む設計になっています。
更にこの工法で高さを出すと、高さ制限的に、建築上有利になる部分があります。
豊富な経験から考え出されるテクニック
このように様々なテクニックを使って希望や予算に合わせたコンテナハウスを作っています。
実際日本のコンテナハウスは、コンテナとコンテナをただ単に繋げて計画されているものが多いのが現状です。
しかし弊社のコンテナハウスは、コンテナとコンテナを繋げるだけでなく、重量鉄骨材を繋ぎ、壁材を繋ぐことにより様々な形状に設計出来るのでデザインの幅も広がり、斜めのコンテナや、ハーフコンテナ等を使用したコンテナハウスを可能にしています。
コンテナ運搬。日本へ輸送
検査に合格したコンテナハウスは、いよいよ日本に輸送されます。
中国大連の工場から大連港に行き、今回は、山中湖なので横浜港に運ばれます。
輸送期間は港に寄りますが1週間ほど
輸送期間は目安としては概ね1週間程度かかります。
週末は税関がお休みなので、土日祝日のはさみ方によっては10日程度でしょうか。
横浜港で、通関の検査をし合格後現場に運搬されていきます。
山中湖プロジェクトは富士山が見えるコンテナハウスになる予定
山中湖のコンテナハウスは2棟あって、1棟が40フィートで入口あたりにあり、もう1棟がロフト+吹き抜け+暖炉がある宿泊も出来るような施設になっていて、屋上にも上がれるので富士山も見られるようになる予定です。
現場では、基礎工事、外構工事が平行して進んでおります。
完成が楽しみです!