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飲食店開業|コンテナハウスでバー(BAR)を開業する際に費用とメリット・デメリット、必要な資格や届け出について

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コンテナハウスを使用した飲食店開業の問い合わせが増えてきております。

コンテナ特有の外見は、バー(BAR)などお洒落な空間を演出したい飲食店の集客の後押しにもなります。

今回はコンテナハウスでバーを開業する際に、メリット・デメリットに感じる部分や、実際にかかる費用と必要な届け出について解説します。

和・洋・中のレストランを開業したい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

コンテナハウスでバー(BAR)の開業は可能

バーとして開業可能

コンテナハウスでバー(BAR)の開業することは可能です。

建てたコンテナハウスで飲食店を開業できるのかと不安に思っている方もいるかもしれませんが、バーに限らずカフェや飲食店、セレクトショップなどを展開している事例もあります。

コンテナ1つ(7.8畳)からでも

コンテナハウスは20フィート1本の面積(7.78畳、4.2坪程度)からでも開業できます。

コンテナ1つでは8畳もないので広々とした空間を作るのは難しいですが、バーとしての最低限必要な設備(電気、水道、シンク、トイレ)を始め、カウンターや小さなテーブル席、トイレも設置できます。

広い空間をつくることも可能

またいくつかのコンテナを組み合わせたり、壁を抜いたりすることで、広々とした空間や2階、屋上をつくることも可能です。

広くすることで大きなキッチンやテーブル席を設けられるので、お酒メインのショットバーだけでなく食事やおつまみをメインとしたダイニングバーも開業しやすくなります。

コンテナ内を調理メインにして、外のテラス席をメインで行うことも。

コンテナハウスでバーをつくるメリット

コンテナハウスでバーを開業するメリットをいくつかご紹介します。

お洒落で印象的な外観

コンテナハウスでバーをつくる一番のメリットは、一般的な住宅とはひと味違った味のある外観のバー店舗を建設できる点です。

バー店舗としてお客さんにも覚えてもらいやすく、かっこよくてデザイン性の高い外観にしやすいため、店舗利用は特におすすめです。

もちろん色や壁によって、周りに溶け込むような外観にすることも可能ですので、自由度は高いと言えると思います。

比較的、簡単に移転できる

またバーとして利用する場合、移転の可能性もあると思いますが、コンテナハウスは20フィート・40フィートなど1本単位で移転する場合、通常より比較的簡単に移転できるメリットがあります。

新しい土地に基礎をつくたり配線や水道管をひいたりなどは必要になりますが、店舗として一度つくった物を再現するので、作業もスムーズに進みやすいと言えます。

コンテナハウスでバーをつくるデメリット

思ったほど安くできない?

コンテナハウスは非常に安価なイメージがついていますが、実際にかかる費用で見るとそこまで安く済むわけではありません。

コンテナハウスの設備工事や土地代、内装など必要な費用などが木造住宅とあまり変わらないからです。

CONTAINER WORKS ヤマナカコンテナ
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最終更新日:2024.02.29

詳しくは次の費用に関する項目で紹介しています。

コンテナハウスでバー開業にかかる費用

バー開業の費用目安

  • バーの当面の運転資金 200~400万円
  • 物件以外にかかる初期費用 230~500万円
  • コンテナハウス建設費用 800万円~(コンテナ1本) 

コンテナハウスでバーを開業するにあたり必要な費用としてみると、土地代を含めない計算でおよそ1,230万円くらいかかると考えておきましょう。

コンテナをいくつか組み合わせたり2階をつくる場合、また設備を増やす場合には費用が加算されていきますので、コンテナの参考施工価格などを見てみましょう。

コンテナハウスのバーで必要な資格・申請

コンテナハウスに限らずバーを開業するには、

  • 食品衛生責任者
  • 防火管理者(収容人員30人以上の場合)

など必要な資格があります。

また申請では、

  • 食品営業許可申請
  • 防火対象物使用開始届出書
  • 雇用保険加入手続き(従業員がいる場合)
  • 個人事業の開廃業等届出書(個人事業主の場合)
  • 社会保険加入手続き(個人事業主の場合)
  • 深夜酒類提供飲食店営業開始届出所(午前0時以降に酒類を提供する場合)
  • 防火管理者選任届け(30人以上の場合)

など多くの届け出が必要になります。

コンテナハウスでバー開業まとめ

バーを開くにあたりまずどんなバーを開きたいかを考えておきましょう

バーにはバーカウンターから1杯ずつお酒を出すショットバーと、お酒だけでなく食事も用意しているダイニングバーがあります。

どちらの形態のバーを選ぶかによって必要な広さやイメージががらりと変わってきますので、どちらのバーをご希望か先に考えておくと話もスムーズにいきやすくなるかと思います。

以上、コンテナハウスでバーを開業する際に必要な費用や資格、届け出などをご紹介してきました。
コンテナハウスは一般の家とは違ったお洒落で魅力的な店をつくることも夢ではありません。ぜひ店舗利用される方は施工事例などチェックしてみてください!

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