長野県のコンテナハウスの完成が近づいてまいりました。
今回は、完了検査のため現地に行って来ました。
内装工事
コンテナハウスの内装は、木造の注文住宅と同じように自由に内装の仕様を決められます。
もちろん弊社に全てお任せいただくことも出来ますし、ここはこれにしたいってこだわりがあればそのように進めていくことが可能です。
決めていく内容としては、
- 床仕上材
- 壁仕上材、天井仕上材
- 建具の仕様
- キッチンの位置、仕様
- トイレの位置、仕様
- ユニットバスの位置、仕様
- 脱衣室の仕様(洗面化粧台、洗濯機置き場等)
- 照明器具
一般的には、このような内容を決めていきます。
今回は、この他に両方の部屋から使えるベッドが欲しいというご要望があったので製作しました。
片方の部屋からははしごを登ってのベッドと、反対側はその下部分がベッドになっています。
20フィートコンテナ1台でもこのように上手くスペースを使うことが出来れば2部屋作ることが出来るのです。
暖炉も付いております。
この暖炉は、イタリアのde manincor社の製品で、部屋も暖まり料理も出来るので冬が寒い地域では是非付けておきたい製品ですね。
内装工事が終わったらいよいよ完了検査です。
完了検査
完了検査とは、確認申請の最終の検査です。
工事前に確認申請を行ってこれで建てても良いですよと証明する確認申請済み証を出してもらうのですが、その申請に添付している図面の通りに施工されているかを確認する検査です。
ここでオーケーが出れば引き渡しが出来る状態になります。
完了検査で確認する内容は、
外部
- 建物の位置が配置図と合っているか
- 杭の位置の確認(杭の種類)
- ベンチマークをどこで取ったか
- 前面道路の幅員
- 地盤の確認
浄化槽
- 満水テストの確認
- トレンチ管の位置
- 何人槽か
内部
- 提出図面と部屋の形が合っているか
- ガスの種類確認(都市ガス、プロパン等)
- キッチンコンロの確認(ガスかIHか)
- 24時間給気口の位置確認
- 24時間換気口の位置確認
- 内装壁仕上の仕様の確認(不燃材を使っているか)
- 火災報知機の確認
- 暖炉煙突の防火処理の確認
用途によって検査項目は変わりますが、用途が住宅であればこのような確認を行ないます。
この検査で、提出図面と違ったり、その他指摘事項があれば修正して写真提出等して完了検査は完了となります。
完了検査が終われば、残りの外構工事や細かいところを修正していよいよ引き渡しに入っていきます。