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地鎮際とは?祭事の準備物、流れや時間、服装を解説

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地鎮祭・起工式とは

工事の着工前に行う儀式

地鎮祭・起工式とは注文者(施工者)、建設業者や設計者などが、建設工事または土木工事の着工前に行う祭事・儀式です。

土地の神様を鎮め工事を許してもらう

地鎮祭・起工式は工事が行われる土地の神様を鎮め、着工を許してもらうことを目的として行われるため、必ず着工前に行う必要があります。

地鎮祭の準備物

地鎮祭で準備する物

ここでは一般的に建築物の注文者が用意する物をざっとご紹介したいと思います。

  • 清酒(2本箱が定番)
  • 米(一合)
  • 塩(一合)
  • 水(一合)
  • 海の幸(姿のままの魚、乾物など)
  • 果物(季節に合わせた旬のフルーツ)
  • 野菜(2~3種類)

地鎮祭のお供え物として必要なのが上記になります。

清酒には日本酒を用意しますが、お店で2本を箱に入れてもらうのが一般的です。奉献と名前がかかれた「のし」も必要です。お酒を購入する際にお店頼めば用意してもらえます

頼む業者や神主によって違う

地鎮祭は本来、建築物の注文者が行う儀式だったため準備も注文者の負担になることが多かったですが、最近は業者や神主が準備してくれることもあります。

  • 祭壇
  • テント
  • 紅白幕

などは建設業者や神主側が用意してくれることがほとんどです。

ただどこの業者や神主にお願いするかによってどこまで準備してくれるかは違ってくるので、契約している建築業者さんに確認しておくといいでしょう。

地鎮祭の流れ

修祓(しゅばつ)

修祓(しゅばつ)とは地鎮祭の開式後、始めに地鎮祭で使用される物や参列者、お供え物を清める儀式です。

降神(こうしん)

降神は名前の通り、土地の神様を祭壇にお招きするための儀式になります。神主と参列者は全員祭壇に向かって頭を下げて神様が降りてくるのを待ちます。

献饌(けんせん)

献饌は、お供え物として用意した食べ物や酒を神様に差し出す儀式です。

祝詞奏上(のりとそうじょう)

祝詞奏上とは建築工事や土木工事が何事もなく安全に完了するように行われる儀式です。ここでは神主が祭壇の前で、古体の文章を読み上げます。その際は参列者も頭を下げます。

四方祓(しほうばらい)

四方祓とは、建設現場を清める儀式です。ここでは建築物の注文者と施工者が、建設現場の四隅すべてに米や塩、酒などをまいていきます。

ただし必ずというわけではなく、神主がまく場合もあります。

地鎮(じちん)

地鎮の儀式では、注文者と施工者がその土地に初めて手を付けていきます。用意された鎌(かま)、鍬(くわ)、鋤(すき)を使って盛り砂を崩します。

盛り砂とは草が円錐型に盛り上がった砂で、稲穂をイメージして榊という植物が立てられています。

  1. 注文者(施主)が鎌を神主から受け取り、盛砂に建てられた榊を3回刈る動作を行う
  2. 建設業者(施工者)は鍬や鋤を使って盛り砂を掘る動作を行う、3回目で崩す

地鎮の手順としてはこのようになります。

玉串奉奠(たまぐしほうてん)

玉串奉奠とはお祓いに使用した榊で作られた「玉串」を祭壇に捧げる儀式です。ここでは祭壇に捧げた後に二拝二拍手一拝の作法で拝礼します。

撤饌(てっせん)

撤饌とは祭壇で神の前に備えた神饌品を神主が下げます。

昇神(しょうしん)

昇神とは降神の儀式で土地に来ていただいた神様に帰っていただく儀式になります。

直会(なおらい)

直会では先ほど神に捧げて下げた神饌品の「お下がり」のお酒を乾杯して飲みます。

地鎮祭の実際の様子

当サイトの山中湖プロジェクトの地鎮祭

実際に当サイトの山中湖プロジェクトのコンテナ工事でも地鎮祭を行いました。その様子は下の記事からご覧いただけます!

参考記事:山中湖にて地鎮祭!いよいよ施工が開始されます!

地鎮祭にかかる時間

時間は20分~1時間

地鎮祭にかかる時間は短ければ20~30分程度で終わります。

長くても1時間弱と見積もっておけば余裕は持てると思います。

地鎮祭の服装

個人住宅ならカジュアルでOK

個人の住宅などの地鎮祭の場合は、スーツや正装をする必要はありません。儀式にふさわしくないような派手な格好以外であれば、パーカーやTシャツ、スニーカーでも問題ありません。

ただし露出が多いものや派手な柄、色のものは避けた方がいいでしょう。

企業で行う地鎮祭はスーツや正装

個人ではなく企業で行われる地鎮祭の場合はスーツや正装が基本になります。

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