目次
読み方は?
建築主は「けんちくぬし」と読みます。施主は「せしゅ」と読みます。
建築主の英語の場合はClientやOwerで通じるのではないでしょうか。
注文住宅の場合は「家を建てよう!」その話が進んだとき、あなたが建築主になります
建築主は個人の場合もあれば、会社の場合もあります。公共事業の場合もありますので、そうした場合は市区町村や国が建築主となります。
注文住宅の場合
家を建てる人が建築主になりますので注文住宅の場合は建てることを発注した人が建築主になります。家族でいえばお父さんが建築主になることが多いでしょうか。
建売の場合
建売の場合は建ててから販売するので、建てる人、つまり建築業者が建築主になります。
建築主の仕事
各種申請
建築を行う前に建築確認申請を行い、審査OKをもらわなくてはいけません。また工事完了時には完了検査申請書を提出して検査OKをもらわなくてはいけません。こうした建築確認申請書や完了検査申請書の申請者が建築主になり、建築確認済証や完了検査済証も建築主宛に発行されます。
しかし建築の知識のない普通の人が家を建てようと思ったとき、建築主となったからといってどう進めていけばいいのかはわかりません。このため建築士や施工業者が代理申請者となって申請を行ってくれます。
予算の確保
予算がなければ建てることができません。全て現金でない限りは、銀行に住宅ローンの申請をしたりして、予算を確保する必要があります。このためには設計士に図面を書いてもらい、その図面を持って行ったりと必要な書類を集める必要もあります。
近隣との調整
自分の家の真横で建築が始まったとすれば、その騒音はそれなりのものです。またゴミや作業で一時的に汚れてしまったり、工事車両が通過することがあります。こうした工事に関する点に配慮する必要があります。
またそれ以前の配慮として、設置する排気口が隣の壁に向いていたりすれば臭気などの問題になりますので予め設置位置に注意します。同じように窓の位置などにも注意を払い、近隣のプライバシー保護、眺望の保守を行う必要があります。
植林などにも注意が必要です。木が伸びて、隣宅内に枝が侵入していたり、葉が落ちたりしないようにしてください。雨水の配水なども同じです。
全ては建築士や施工業者が教えます
全てを予め調べて全部用意する必要はありません。設計事務所や施工会社に一度相談すれば全て教えてもらえます。
細かいことは建てていって必要なときに必要なものが準備できるように指示がありますので、それに合わせて行っていけば大丈夫です。