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コンテナハウスのサイズは自由




建築用コンテナの基本サイズ
コンテナハウスの基本的な規格となっているサイズは、
- 20フィートコンテナ
- 40フィートコンテナ
の2種類になっています。フィートとはヤードやポンド法の長さの単位を表しています。
建築用コンテナのサイズ一覧表
20フィート | 40フィート | |
---|---|---|
面積 | 14.2㎡ | 29.7㎡ |
坪 | 4.29坪 | 8.9坪 |
畳 | 7.7畳 | 16.2畳 |
長さ×幅×高さ | 約6m × 約2.3m × 約2.6m (605.8cm ×234.8cm ×259.1cm) | 約12m×約2.4m×約2.5m (1219.2cm × 243.8cm × 251.9cm) |
最大総重量 | 20.32トン(24トンも一般的) | 30.48トン |
※コンテナ総重量とは、コンテナの自体の重量と貨物の総重量を足した重さ
20フィートコンテナと40フィートコンテナの違い
20フィートと40フィートのコンテナの面積・広さでみると2倍くらいの違いがあります。
幅で見ると10cm程度しか変わりませんが、40フィートのコンテナは長さが20フィートのコンテナの2倍になっており、面積もおよそ倍の値です。
コンテナ基本サイズが2種類の理由
海外輸送をスムーズにするため
基本サイズが20フィートと40フィートの2種類なの理由は、ISO規格に則ったコンテナ輸送可能サイズが20フィートと40フィートで統一されているからです。
ISOとは「国際標準化機構」という意味で、世界中で海上輸送や国際取引をスムーズに行うために決められた世界共通の基準です。
この機関が定めているのがISO規格で、コンテナのサイズもこれによって基準が決められています。
格安で輸送が可能に
コンテナハウスで使用する建築用コンテナが海外製造であったり国内を移動する際には、規格の20フィートまたは40フィートである必要があります。
それによってコンテナ輸送の恩恵を受けられ、どの国でも国内でも格安で運ぶことができるようになります。
イレギュラーなサイズのコンテナハウス
イレギュラーでも作れる
今までお話してきたのは、基本規格に則った20フィート・40フィートのコンテナのサイズでしたが、イレギュラーなサイズのコンテナもあります。
サイズがいくつであっても製造方法は変わらないため、作ることは問題ありません。費用もある程度は変わった分のサイズに合わせて対応できます。
ただし例えば小さくなった場合、小さくなった分だけ部材費が安くなりますが、工賃は大きくは変わらないので半分のサイズになったから価格も半分になるとはいえません。
JRコンテナ(鉄道)基準のコンテナ
JRコンテナとも呼ばれている鉄道輸送用コンテナは、ポピュラーなサイズに12フィート、最近では31フィートも頻繁に使われるようになっているようです。
輸送費が10倍になることも
しかし輸送を行う場合には、規定サイズ以外であれば例え10フィートと小さくなった場合でも輸送費は10倍にもなることもあります。
20・40フィートにつくり輸送
このため、イレギュラーコンテナを運ぶ場合は、合計して20フィート、もしくは40フィートになるように作って輸送します。
どういうことかといいますと、例えば15フィートのコンテナが必要な場合には、残りの5フィート分のハウスや階段、テラスなどを作り、くっつけて合計20フィートにして輸送します。
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監修者
コンテナワークス/CONTAINER WORKS
コンテナハウス企画・製造・販売に関わり、「見慣れたものではなく、面白いものをつくることができる」ことを知ってほしいと、コンテナワークスから情報発信していくことになりました。