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コンテナハウスと混同されやすいキャンピングカー
コンテナハウスでお問い合わせをいただく時に、トレーラーハウスやキャンピングカーと混同されている方もいらっしゃいます。
そこでこのページではキャンピングカーについて紹介したいと思います。トレーラーハウスについては以下の記事をご参考ください。
キャンピングカーとは
寝泊まりができる設備が整った車両です。キャンピングカーという言葉は日本で使われる日本語英語ですが、海外では言い方は違い、キャラバンやモーターホームなどと呼びます。ただしキャンピングカーでも意味は通じます。
車両扱いなので固定資産税がかからない
キャンピングカーは8ナンバーとして警察車両、消防車などと同じ特殊車両としての区分に分類されます。
このため住居として利用しても固定資産税はかかりませんが、車両なので自動車取得税、自動車税、重量税がかかります。
しかし特殊車両なので自動車税、重量税は同じ排気量の3ナンバーより少し安くなります。
ただし車検は新車時から2年なので、普通車両と比べると1年短くなりますので、車検や税金の法定費用6年分で13万円程度安くなるかどうかといった程度です。
車両総重量が5トンを超えると中型免許が必要
多くのキャンピングカーは普通免許で運転できますが、車両総重量が5トンを超える大型のキャンピングカーの場合は中型免許が必要になります。
免許がなければ購入自体はできませんが、購入前に必ず必要な免許を確認しておきましょう。
価格は400万円~700万円代が主流
最近はハイエースなどを改造したキャンピングカーもあり、普段使いもできるようになっているものが2、300万円代でも販売されていますが、住居として考えた場合にはもう少し大きなものが必要になります。
その場合はトラックの運転席とシャシー部分を利用したもっともキャンピングカーのイメージに近いキャブコンや、マイクロバスをベース車両にしたバスコンを購入することになります。
特にバスコンでは1,000万円を超えてきますので、かなり高価な車両で、20坪程度のコンテナハウスを建てることができる価格帯になってきます。
日本ならでは?軽キャンピングカー
道の狭い日本ならではのカテゴリーの軽キャンピングカー。価格も安く、気軽に体験できるキャンピングカーとして人気ですが、コンテナハウスやトレーラーハウスを考えた場合の対抗にはならず、住居と言うよりも独身の方やホビー的要素が強いキャンピングカーです。
同じようなスタイルでミニバンやSUVを利用した乗用車キャンピングカーもあります。
住所不定の場合の住民税の行方
コンテナハウスやトレーラーハウスと違い、自走してどこにでも動かすことができるキャンピングカー。極端な話、住所不定で土地がなくても暮らしていくことができます。
すると住所地不定となりそうですが、住所地は転出届を出した後に転入届を出さなければ、転出届を出した場所に戻ってしまいます。このため、住民税はどの地区の自治体から請求されることになります。
実態はそこに住所がないので、連絡も届かず、支払わないで済むと考える人もいるかもしれませんが、キャンピングカーである以上免許の更新も必要ですし、暮らしていく上で国民健康保険などは必要でしょう。こうした点からも実家を住所とするなどの必要が出てきますので、実質上は不可能です。