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ユニットハウスとは?特徴や価格、コンテナハウスとの違いについて解説します

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ユニットハウスとは

ユニットハウスとは、工場内でほぼ完成させてから施工場所に搬入する「プレハブ工法」で建てた建築物のことです。基本的に建築物は現場に資材を持ち込んで建築しますが、ユニットハウスの場合は80%程度を工場で生産してから現場に運び、設置します。これによって施工者、職人の腕で出来が左右されることがなく、一定の品質を保つことができ、時間の短縮にもつながります。

窓の位置やドアの位置はパネルを組み合わせることで好きな場所に設置することができます。イメージとしては四角い骨組みと必要な壁や屋根、床を工場で作り、現場では設置と、必要に応じて壁や窓のパネルをはめ込んでいきます。形を統一して積み木のように組み合わせて作るため、完全オリジナルな設計ではない代わりに、建築前に実際の建物も見ることができます。

ユニットハウスとコンテナハウスの違い

ユニットハウスとコンテナハウスの違いは?というご質問をいただくことがありますが、厳密にはコンテナハウスはユニットハウスの一種です。コンテナハウスも工場で製造してから施工場所に搬入し、短期間で施工を行います。

ただ、一般的に「ユニットハウス」と言うときには「プレハブ造のユニットハウス」を指すことが多いようです。「プレハブ造のユニットハウス」と「コンテナハウス」ということですと、違いとしては下記の内容が挙げられます。

ユニットハウスは「軽量鉄骨造」コンテナハウスは「重量鉄骨造」

プレハブ造のユニットハウスは「軽量鉄骨」で、コンテナハウスは「重量鉄骨」です。違いは鉄骨の太さで、重量鉄骨は6mm以上、軽量鉄骨は6mm未満です。

コンテナハウスの方が骨組みが少なくて済む

コンテナハウスは重量鉄骨なので、軽量鉄骨のユニットハウスよりも骨組みが少なくて済みます。その分建築可能な間取りのパターンも多く、窓やドアの設置場所も自由に決められるというメリットが生まれます。

ユニットハウスの多くは壁や窓をはめこんで作ります。一方、コンテナハウスは設計に応じて壁に開口部を作り、窓やドアを設置していきます。はめ込み型の窓やドアは1枚ごとにしかずらすことができませんが、コンテナハウスでは開口場所に限りはなく、好きな場所に設置することができます。

コンテナハウスの方が法定耐用年数が長い

軽量鉄骨(ユニットハウス)の19~27年に対し、重量鉄骨(コンテナハウス)は34年となっています。

コンテナハウスは重厚感があり、ユニットハウスには軽さがある

コンテナハウスは重量鉄骨造です。もともと海上輸送用コンテナから着想を得ているため、堅牢で重いイメージの外観になります。対して、プレハブ造のユニットハウスには軽さがあります。実際の重量もプレハブ造の方が軽いため、仮設事務所や移設を予定している建物の場合はプレハブ造が適していることもあるでしょう。

コンテナハウスの方が高価

価格としても、コンテナハウスの方が高くなることが多いです。コンテナハウスは重量鉄骨造の他の建物よりはやや安いくらいが相場です。その分の堅牢性やビジュアルの良さ、空間としての頼もしさがあります。ぜひ予算に合わせた形を探してみて下さい。

ユニットハウスの主なメリット

  • 施工期間が短い
  • 地震などの災害に強い
  • 様々な用途が考えられる
  • ローコスト
  • 完成形のイメージが沸きやすい

施工期間が短い

ユニットハウスは工場でほとんど完成させてから設置させるという性質から、現場での施工期間が短いです。移転させることになったとしても、一般的な建物よりも簡単に早く次の場所に移動させることができます。仮設住宅や事務所、期間限定施設などにおすすめです。

地震などの災害に強い

ユニットハウスはラーメン構造になっているため、耐震性に優れており災害に強いです。堅牢性という意味ではもちろん、先ほどの「施工期間が短い」という特徴も持ち合わせているため、仮設住宅としても活用することができます。

様々な用途が考えられる

ユニットハウスというとプレハブのようなものをイメージする人が多いですが、ラーメン構造の建築物なのでデザインや機能にもバリエーションがあり、倉庫や店舗はもちろん、オフィスや住居としての利用も可能です。

ローコスト

ユニットハウスは完全オーダーメイドではないため、本体の費用が安価な場合が多いです。さらに、施工にかかる人員が少なくて済むため、人件費や施工費も抑えられます。移転時や引き取りなどの可能性を考えてもコスト面のメリットは多いです。

完成形のイメージが沸きやすい

ユニットハウスは規格生産のため、様々なメーカーのカタログや資料を見て自分のイメージに近いデザインを探すことが可能ですし、実際に購入した際にイメージの相違も起きにくいです。

ユニットハウスの注意点

れっきとした「建築物」であることが多い

ユニットハウスは搬入方法や見た目から「建築物ではないのではないか?」と思われることがありますが、日本の建築基準法では「随時かつ任意に移動できない建物」が建築物とみなされるため、土地に定着させて設置する場合のユニットハウスはほとんどの場合建築物の扱いを受けます。

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