清澄白河駅から徒歩5分ほど。メイン通り沿いにコンテナハウスを使用した、サンドイッチ屋さんが誕生しました。
今回設計から施工まで担当させていただいております。
使用したコンテナの台数は、20FTコンテナ1台、15FTコンテナ1台、5FTコンテナ1台です。
今回もYoutubeで解説していますので、合わせてチェックしてみてください。
コンテナベーカリーsan
コンテナベーカリーsanが建設にいたるまで
元々の土地は駐車場で、車2台分くらいしか停車できないようなスペースでした。
当初は、土地の両端にコンテナを2本建てる予定でしたが、飲食店として運営していくうえで、2台間を移動するのは、オペレーション上のデメリットとなるため、どうにかL字で建てる計画にしました。
最終的には20FT縦に、残りの幅は20FTを置くスペースがないので、5FT+15FTの縦置きに。無駄なスペースなく、土地の有効活用ができました。
コンテナの搬送
コンテナを設置するうえで、ネックになるのが、道路幅の搬入経路と、ラフタークレーンでコンテナを吊り上げる際に邪魔になる電線です。主に都心で問題になりやすいです。
清澄白河の現場は、道幅の確保はできていたのですが、電線をどう躱すかが課題となりました。
綿密に打ち合わせを行い、トラブルなく設置できました。
現場への搬入は、20FTコンテナ、5FTコンテナ、15FTコンテナを使用しているため、輸送時には5FTと15FTで20FTコンテナにして現地に運んできています。
15FTコンテナは縦にするため、現地で向きを変えて設置しています。
今回のこだわり
清澄の土地に馴染ませるために、コンテナを前面に出しすぎると、尖った印象や冷たいイメージを与えてしまいます。
配色を変えれば良いのですが、清澄の歴史を感じられたり、スタッフがこの店舗で一緒に歩んでいっているのを実感できるようにと、意図があって経年変化で色が変わるローバルで塗装してます。
そこにコンテナの鉄と相性が良い、ルーバーを採用しあったかい印象を与えるようにしました。
また、販売のカウンター部分や玄関は、お店の顔となる部分なので、既製品ではなく、特注で製作しています。
サンドイッチを購入したお客さんがその場で食べれる外部のベンチなんかも、鉄工所でコンテナを造っているため完全オリジナルです。
デッキの骨組みなんかと一緒にコンテナに入れて輸送できるので、コストダウンにもなります。
店舗情報
- 店舗名:container bakery san(コンテナベーカリーsan)
- 住所:〒135-0023 東京都江東区平野1-8-4
- アクセス:都営大江戸線 清澄白河駅 A3出口より徒歩3分
東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅 A3出口より徒歩3分 - 営業時間:11:00~18:00
- 定休日:月曜日
- instagram:https://www.instagram.com/containerbakery.san_kiyosumi/